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2018.10.10

被り物

人は誰もが自分に対しての思い込みという部分があり
ボクはむかしから「被り物」が似合わないと思ってきました。
それは顔の輪郭とか目鼻立ちとかが関係しており
小学生時はゴム付きの赤白帽がなんか似合わず、
中学生は制帽が似合わず
大人になってからはスキーのニット帽が似合わず
建築の仕事では現場のヘルメットが似合いません。
そんななか、以前、ライオンズクラブに入会させられ
街中でのチャリティ活動をさせられたことがありました。
そこで被らされたのがトルコ帽のような変な帽子で
チャリティ運動の名称が入ったタスキを掛けられ
ビラを配りました-----—。
もうとてもイヤでイヤで今どき、あんな帽子を被るなんてありえなーい!と思い
ライオンズクラブを辞めました。
もう「被り物」の恐怖から縁のない幸せな生活を送っていたのですが------
最近、日々モノづくりを行っている者として
同じような創造的行為の「おとこの料理」に興味を持ち、
料理教室へ通おうとネットで検索をしてみました。
料理教室は色々とあるものの「おとこの料理教室」のところは
意外にもかなり少なくて2社からパンフレットを取り寄せてみました。
ABCクッキングスタジオかっこい!!—-と思いきや—-  
パンフレットの中のどこにも「おとこの料理個室」というものが書かれていません
そして次がベターホーム
さすが!!ちゃんとあるではない!!—-と思いきや-----
------ん??
じーっと下の方をみてみると-----
な、なんだ!この三角頭巾の集団は!!
キャー!!
恐怖の「被り物」 !!
説明をよく読んでみると用意するものの中に恐怖の三角頭巾が!!
うーーん!どうしよう??と思い
思い切って妻に相談してみると-----
「あなたそれなら。あなただけコック帽を被ればいいんじゃない!」
「------違う!違う!ボクは被り物がイヤなの!」
 (それに初めてなのにボクだけプロのようにコック帽被っているなんて
 絶対おかしいと思う)
ああーどうしよう??
「おとこの料理居室」で三角頭巾を被らなくていいとこ
ありませんかねえ------。
       

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2018.10.05

焼きサバ定食

アクロスにある確認申請の民間審査機関ビューロ・ベリタスへ
行くことになり、天神に出てきたついでにお昼ごはんを食べることにしました。
アクロス近くにあるお店としては鯛茶漬けで有名な「吉田」には
よく行くのですが、
10月になり秋ですから、今まで行ったことのない
近くの水鏡天満宮路地沿いある焼きサバ定食で有名な「真」に
行って来ました。
お店に入りカウンター席に通され,メニュー表が何もなく、
一体、どうやって頼めばよいのか戸惑っていたところ
いきなり目の前に味噌汁とごはんと漬物だけが運ばれてきました。
その時点で この店はどうやら定食一品のみだということに気付きました。
元祖長浜ラーメンはラーメンしかないものの肉皿とかビールなど
多少注文が可能ですが、ここはほんとに一品のみ------すごかあ!!
潔いというか割り切っているというか-----–。
その後、結構大きな焼きサバが出され
脂がのった魚を美味しく頂きました。
お昼の魚定食のお店と言えば「正福」が有名ですが
ここの焼きサバ定食で900円はかなりお得な金額だと思います。
   

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昨日、アトリエの郵便入れの中にA4サイズの封筒が届けられており
National Penと書かれてありました。
ナショナルと言えばパナソニックと思い、なんでマツシタさんがペンなどを
送ってくるのだろう?と封筒を開けてみると
こういう書類とともに1本のボールペンが入っていました。
 へぇー!スゴイ-----
マツシタさんがわざわざこんなペンの売り込みまでするのか?
この拡大されたペンに当アトリエの名前と電話番号まで印刷された
念の入りようだ!
しかも外人の営業部長のサイン入り
リチャード・グラントすげえ!
------恐るべし!!パナソニック-----—
と思っていたところ-----
National Penとはどうやらパナソニックではないらしいことに気付く
すると急に社名刻印のボールペンなんてダサいよねー!!と思う-----。
確かに滑らかな書き心地ではあるけれど
事務用品のデザイン大国であるニッポンで今どき
社名刻印入りペン、リチャードさん売れますかねぇー??-----—-
と思いました。
          

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8月に妻とともにカンヌ映画祭でグランプリを受賞した話題の映画
「万引き家族」を観に行きました。
万引きという反社会的な行為である犯罪を起こしながらも
血縁関係のない個人同志が家族という共同体を偽装化して繋がることで
一時的であるにせよ孤独感から逃れているようにも思いました。
監督の是枝氏は「海街ダイアリー」もそうですが人間の感情を細やかに
描くことがうまくボクは現代の「小津安二郎」だと思っています。
もちろん小津ほど映画の構図としての形式性にはこだわっていませんが。
ところでこの「万引き家族」では先日亡くなられた樹木希林さんが
演ずるおばあさんがこの家族の要としての重要な役どころになっています。
それは戦後の高度成長時代の日本における家族制度が核家族化していくなかで
偽装としての家族関係であっても失われたシンボル性を強く感じるからです。
実はこの映画を観て、以前観たことのある大島渚監督作品の「少年」を
思い出しました。是枝氏はこの作品をかなり意識して製作している
ようにも感じます。それはこの二つの作品が家族を題材にしながら
極めて対称的であると思うからです。
 
 これまで、大島渚の映画は観念的で難解なものが多い中
この「少年」は低予算のロードムービーとして抒情的な作品となっています。
先日、女優の吉永小百合さんもこれまでの印象に残る映画として
この「少年」を挙げられていました。
少年の父親は傷痍軍人で継母とその連れ子の2才ぐらいの弟がいます。
傷痍軍人で仕事ができないということを理由に、一家は生活費を稼ぐために
妻に「当たり屋」をさせ生計を立てていましたが
妻の妊娠をきっかけに少年が当たり屋として稼ぐようになります。
「当たり屋」とは故意に車に接触し因縁をつけて示談金をせしめる行為です。
低予算のロードムービーですから出演者はほとんどこの家族の4人だけで
父親役が渡辺文雄、継母役が大島の奥さんでもあった小山明子
物語の中心である少年の役は孤児院にいた阿部哲夫という素人の男の子で、
映画はこの子の語り口でほとんど進行していきますが
彼の中にある「さみしさ」というものが全編にわたり伝わり
胸を締め付けられます。
「万引き家族」においても是枝監督は幼児虐待を受けている女の子役として
おそらく素人同然の子を採用していますが
この二つの作品とも素人を使うことで
演じることではないリアリティを引き出しており、
このリアリティさが「少年」という映画を
いつまでも印象に残るものにしています。
彼はこの家族から逃れたいと思い、家出をしますが生活費もなく
また戻ってきます。
当たり屋という行為に罪悪感を持っており
自分は宇宙人になりたいと弟へ言います。
宇宙人はアンドロメダ星雲から来た正義の味方で
悪いことをする地球の悪人をやっつけるために来たんだと言います。
宇宙人は親はいないし一人だからお父さんもお母さんもいない。
本当に怖くなったときは星から別の宇宙人が助けにきてくれる。
自分はそういう宇宙人になりたかったけど
なれない-----–。
当時ウルトラマンの放送開始が1966年でこの映画の制作年度が1969年なので
時代を反映したものになっており、この4人家族という設定も
核家族化が叫ばれている時代でもあります。
とにかく「万引き家族」を観たあなた!
みなさんはどう思われましたか?
大島渚の「少年」を観ることで約50年の時代感覚の違いが理解でき
この映画の見方を違った角度で確認できるかもしれません。
さらに、施主の予算がないので面白いものができないとぼやいている
若手の建築家のみなさん!
大島渚なんか1000万円の低予算でこの映画を作ってるんですよ!
もちろん予算がないということを逆手にとって戦略を練ることは必要ですが
挑戦する意欲を持ちましょう!
      
    

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2018.09.14

餃子兄弟

北九州から福岡へ本拠地を移してこられた
九産大、準教授の矢作さんとは
お互いに餃子が好物ということもあり、
かねてから餃子をご一緒しましょう!
という約束をしていましたが、
お互いに忙しく中々機会がありませんでした。
7月末に矢作さんより連絡があり百道に現場があるので
その帰りに餃子を食べましょうということで
この度、西新が誇る餃子屋、馬上荘をご紹介し
ふたりでビールを飲みながらおいしい餃子を堪能しました。
矢作さんとは18年近い知り合いですが
たぶん、二人だけで飲んだのは初めてだと思います。
このブログにおいて餃子好きな同志のため
勝手ながら「餃子兄弟」と書かせてもらいました。
次回は矢作さんのお勧めの餃子屋で第2弾の食事会を期待しています!
    

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