自然とは、具象的なものでありながら、波、雨、霞、雲、夕焼け等の
自然現象においては永遠性を持った抽象的なものを感じます。
又、抽象的でありながら常に変化しており、
時の流れや想いを抱かせる豊かさがあります。
建築空間における人と人との関係の背景として、自然観を観念的にならず、
より抽象化して、詩的に捉える建築を造っていきたいと考えています。
そして、現代の様々な分野の影響を通して、ひとつのスタイルにとどまることなく、
人と人、人と自然をやわらかに結びつける空間としての新しい価値観を
提案していきたいと考えています。